はじめに
【この記事はこんな人にオススメ】
・就職や転職を検討中のワーママさん
・何となく「このままで良いのか不安」「現状を変えたい」と感じているワーママさん
・そんなワーママのパートナー
‥ワーママの妻が転職に興味を持ち始めたのは2019年夏頃。
息子が生まれて
当時のメモを見せてもらったところ、
夫、そして男の私にとっては衝撃的な内容でした(詳細は後述します)。
今回は、その時のメモの内容や
希望通りの条件で転職活動を終えた妻の感想を紹介したいと思います。

ワーママが転職時に考えていること
本ブログのタイトルには、あえて「パパこそ必見!」と入れています。
それは、ママ(女性)の転職活動は、パパ(男性)よりもはるかに考えることが多いからです。
私自身、転職活動中の妻と実際にしっかり話をしたときは衝撃の連続でした。
「ワーママのことを考えているつもり」でも、実際には及ばないことばかりでショックを受けました。

就業時間や給与体系などの基本情報はもちろん、
・職場とこども園と自宅の距離
・育休・産休を取得した女性の実績や割合(ロールモデルはいるか)
・もし転職直後に妊娠・出産した場合はどうなるのか?
・辞めてから転職するまでの期間がどれくらいであれば、子どもを保育園に通わせたままでOKなのか
仕事や家庭における立場や環境は人それぞれです。

それを一番共有できるのは一緒にいる家族=パートナーしかいません。
ぜひ一人でも多くのパパに、私と同じように衝撃を与えられてほしいです。
妻の「ワーママ」プロフィール
・土日勤務の営業職。
・アラサーママ。
・息子は約2歳。
・新卒以来約9年間同じ会社&職場に勤務。
【2019年春】
8か月の育休取得を経て職場復帰。
【2019年夏】
ハローワークやマザーズハローワークで情報収集開始。
【2019年冬】
自身のスキルを高めたいと、独学で簿記資格取得。
【2020年春】
本格的に転職活動開始。

【2020年夏】
転職先内定。

【2020年夏】
1社目退職。
【2020年秋】
2社目入社予定。
【転職の条件】
①土日祝休み
②経理部門=今後も個人としてのスキルアップが望める場所
③自宅から近いこと。
④給料が大きく下がらないこと。
今ではそのいずれの条件も満たす企業から、内定をもらっています。

(追記)この内定先も、人間関係を理由に退職しました。

くわしくは妻ブログまで。
【そもそも】マザーズハローワークって何?
マザーズハローワークは、
「仕事と子育ての両立をめざす方等の就職を支援するハローワーク」
のことで、パパママ問わず利用可能です。
マザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、子育てをしながら就職を希望している方に対して、キッズコーナーの設置など子ども連れで来所しやすい環境を整備し、担当者制(ご相談の中で予約が可能)による職業相談、地方公共団体等との連携による保育所等の情報提供、仕事と子育ての両立がしやすい求人情報の提供など、総合的かつ一貫した就職支援を行っています。きめ細かな相談等に応じておりますので、お気軽にご利用ください。利用料等一切無料です。
つまり、
◎キッズスペースの充実
◎担当者制で求人の選び方や応募書類の書き方など、一貫した対応が可能
◎子育てと両立しやすい仕事の紹介
など、自分の時間が取りづらいワーママ&ワーパパにとってはとても使いやすい場所です。

ワーママのリアルな転職中メモ×4
ワーママ妻の転職中メモです。
とても生々しいやり取りですが、
その分共感する方もいらっしゃるのではないかと思います。
①2019年11月頃
初めてマザーズハローワークに行った。
経験がないから経理は無理、土日祝日休みの企業はほぼない、今と同じ給料は無理…と言われる。転職って難しいなぁと思う。
②2020年5月
辞めることを思い留まってはどうか…と言われ、何も知らないのに、なぜ?と思いながら聞く。

③2020年7月
ハローワークにて失業保険について聞くが、まだ若いし手当はもらわずに新しい会社で早く給料もらった方が得だと言われる。
もらう権利はあるのに、何をもってそう説明するのか意味不明。
相手の状況もほとんど聞かず、ただ貰わない方がよいと説明するのはいかがなものかと思う。
その後、別の転職サイトで見つけた自身の希望条件に合う求人に応募。

寝る間も惜しんで履歴書&面接練習をして、無事に内定が出た妻。

内定後に、他企業のリサーチ&内定先企業について改めて知りたくてハローワークに行ったときのメモです↓↓↓
④2020年7月
内定後、他のカウンターにて気になる企業について聞いたところ…
「総務事務募集…経験あります?たぶん即戦力ですよね〜」と。内定をもらってる企業の情報も一応聞いてみたら、「経理は経験がないとねー」と、簿記2級ももってないし経験もないけど内定出ましたけど
…この人に相談しても何の意味もないなぁ〜むしろ何にもできないって言われて終わりだなぁ〜と思った。
【転職活動を終えて】ワーママ妻の印象的な言葉3選
無事に希望する条件にマッチする会社から内定が出たワーママの妻。
食卓を囲みながら、今回の転職活動について改めて一緒に振り返りました。
①「女性だから」「ママだから」という理由だけで、否定されることが未だ多すぎる
・最初はみんな未経験なのに、頭ごなしに否定されるのは納得いかない。
・独学で簿記資格を取得
→転職時の面接ではそのことが高く評価され、未経験でも内定につながった。

・「女性」「ワーママ」しか言っていないのに、それだけで可能性を狭められそうになった。
・前職では土日もきちんと働いていたし、キャリアも着実に積んでいたのに、それらの背景を全く考慮していないような対応だった。
・検討したり応募すること自体は自由なはずだ。
②自分の可能性を自分で狭めないこと
・周囲に「高望み」だと言われようと、気になる会社があれば調べて履歴書を送ってみる。
・そのうえで面接まで行けたら、そこで合う合わないを決めればいい。
・決めるのはあくまで自分の意志。

・自分のことを全く知らない第3者に少しネガティブなことを言われたくらいで諦めるということは、元々本当は行きたくなかったのかもしれない。
③後悔しない方法は、忙しくても「最後は自分で決める」こと
転職を何度も繰り返している友人Aさんにハローワークでの出来事を伝えたワーママの妻。
Aさん「現実を教えてくれたんだよ」
→妻(「現実」って何?私のことも、会社のことも何もわかっていなかったよ‥)
と思ったそうです。
一方で、その友人とは家庭や仕事の環境が大きく異なっていたので、
友人Aさんならそう感じるのだろうなと、理解もしていました。
毎日の子育てや仕事で心身ともに余裕のないワーママさん。
「転職すること決める」「マザーズハローワークに行くことを決める」
という風に、「決めてから相談」して良かったと、妻は語っていました。
まとめ
本記事はハローワークでの体験が元になっていますが
ハローワークやマザーズハローワークを非難するつもりは全くありません(本当に!)
たとえば、私の母は転職時にハローワークの人に「とても親切に対応してもらった」と言っていましたし
妻も転職活動時にはハローワークで波長の合う人を見つけています。

ハローワークに行ったことがある方は分かると思いますが、
・情報や環境が整っている
・ハローワーク経由での求人の場合は助成金を受けられる
など、それを利用するメリットは計り知れません。
ただ、環境や制度が整っているからというだけで、
「その場に行けばすべてが解決する」と期待しすぎてはいけません。

これは言葉にするのは簡単ですが、行動してみるとなかなか難しいです‥。
プロに相談することはとても大切ですが、肝心な判断を他人に任せてしまうと
「いま報われいないのは、あの時の〇〇さんのせいだ」
と周囲ばかりを責めてしまい、結局自分は変われないままです。

妻は
転職することを「決めて」からハローワークに行けたから、
自分を見失わずに転職活動を続けられた
と言っていました。

まずは
・なぜ転職するのか
・その目的のためには、本当に転職しかないのか
をきちんと考え、悩んで、なやんで‥
「転職する」
と決めてからの行動には常に一貫性がありました。
「決めるのはすべて自分」。
その一方で、毎日家事に育児に大忙しのワーママさんは
・決めなければいけない
・考えなければいけない
ことがあまりに多すぎるのも事実です。

だからこそ、共に生きていくパートナーとして
パパにもしっかりと「ワーママの転職活動」について考えてほしいです。
自戒と反省を込めて
~おわり~